降る朝

街の真ん中で 息を吸った 魚が泣いた
何か変わってしまった 夢をみた 予感を投げた

透明な朝に心像と 何でもないような情操を
愛を食べて動けない君へと
大きすぎる灯りに 逃げ出さない憔悴に
抗わない日常を教えたい

ほら 君の疑うものすべて
いつの間にか 君から抜け出した君だ
もう 泣けないままの 
言葉ばかり紡ぐのは 止めにしよう 

街の真ん中で 息を吐いた 魚が泣いた
喉を締めあげて 歌を歌った 星の様に降った

曖昧な夜の喧騒も 耐え切れない日の慟哭も
愛を食べて動けない君へと
小さくなった言葉も ぼんやり飛んだ電波も
知りたくない事を知らないまま

ほら 君は一つずつ治しながら歌えるよ
今 懐かしい朝の為
意味なんてない 退屈で美しいんだ
今 変わらない朝の為